ウィズアス講演会の記事

明日の講演会、毎日新聞さんが紙面で告知してくださいました。ありがとうございます。
http://mainichi.jp/area/hokkaido/news/20151022ddlk01040107000c.html

性同一性障害と法:考えよう 札幌医科大で24日、支援団体講演会 /北海道
毎日新聞 2015年10月22日 地方版
 性同一性障害GID)当事者ら性的少数者セクシュアルマイノリティー)の支援団体「WithUs」(札幌市)などは24日、同市中央区の札幌医科大医学部棟で、「GIDと法」をテーマにした講演会を開催する。現行法や制度の問題点が浮かび上がる「葬儀」を行ったと想定し、各種問題を考えていく。
 同団体は2006年に設立。日野由美代表もGID当事者で、戸籍上は男性だが、自身を女性として自認している。講演会は2部構成で実施し、1部で「葬儀」を行う。日野さんが急病で運ばれ、亡くなったと仮定し、GID当事者らが直面する問題点を指摘していく。例えば長年連れ添ったパートナーがいても、病院で他人とみなされ、面会を断られることもあるほか、遺産相続にも問題が生じる現実を指摘していく。
 04年施行の「性同一性障害特例法」で、性適合手術を受けるなど一定の条件を満たせば、GID当事者は戸籍の性別変更が認められるようになった。パートナーと婚姻関係を結ぶことも可能となり、遺産相続などの問題もクリアできるようになった。しかし、日野さんは「経済的、精神的な理由で性適合手術を受けられない人もいる。そのほかの条件を満たせない人も多く、特例法だけでは各種問題を解決できない」と訴えている。
 第2部では、大学教員や弁護士らが講演。同性愛カップルを「結婚に相当する関係」(パートナーシップ)として認め、証明書を発行する東京都渋谷区の「パートナーシップ条例」(4月施行)などを説明するほか、質疑応答も行う予定。同日午後2時から学生によるGID説明会を行った後、同2時半から開演する。