WITH US 講演会 第3回

2008年10月31日(金)
『WITH US(私たちとともに) 性同一性障害』講演会 第3回
  講演会を主催した。

 心と体の性別がくい違う「性同一性障害」。
 多くの当事者をテレビでも見かけるようになり、「性同一性障害」という言葉は一般的になりました。
 しかし、もっと身近にも多くの性同一性障害を持つ当事者はたくさんいます。
 そんな身近に存在する当事者がどのように社会の中で生活をしているのか、具体的にどのようなことで苦しんでいるのか、を知る機会は多くないと思います。
 今回の講演会では、当事者として「性同一性障害者特例法」制定に貢献された「虎井まさ衛」氏と、北海道のGID医療の先駆者である「池田官司」氏を招き、性同一性障害の現実を踏まえた様々な角度からの関わりについて考えていきます。
講 師
虎井まさ衛
 1963年、東京生まれの作家。法政大学文学部日本文学科卒業。戸籍上は女性として生まれたが、幼い頃から「自分は男性である」との性自認を持つ。小学5年生の時、カルーセル麻紀氏が性転換手術を受けたとのニュースを知り、自分もいつか必ず性転換手術を受けようと決心。大学卒業後、単身渡米し性同一性障害の診断を受け、以後、数回にわたって治療・手術のため渡米を繰り返す。1990年半ば、性同一性障害の当事者・研究者・支援者らを対象としたミニコミ誌『FTM日本』を創刊する。
2000年頃より、戸籍の性別変更を求める運動を始め、のちに多くの仲間とともに活動して、国会にて「性同一性障害者特例法」が成立する。2004年に同法が施行されたのに伴い、戸籍の性別変更の申し立てを行い、法的にも男性として新たな人生のスタートを切る。
池田官司氏
札幌医科大学付属病院GIDクリニック(性同一性障害専門外来)を創設より担当する。北海道における性同一性障害医療の先駆者。医学博士。専門分野/性同一性障害他。所属学会/日本精神神経学会(性同一性障害に関する委員会委員)

日 時 2008年10月31日(金)18:30〜20:30(18:00開場)
場 所 札幌医科大学医学部 臨床研究棟1F 臨床講堂  参加費 500円
主 催『WITH US(私たちとともに) 性同一性障害』実行委員会
共 催 北海道Standing Committee On Reproductive health
  gid_familia(札幌医科大学付属病院GIDクリニック通院者と家族の会)
後 援 北海道、札幌市、北海道新聞社、札幌医科大学、札幌市教育委員会