大学院で

2010年6月22日(火)16:30〜
北海道大学大学院「私たちの世界:ジェンダーを考える」
 札幌ミーティング会員として講師をつとめた。

北大のジェンダー研究者による複合科目シリーズとして,
ジェンダーという言葉の持つ意味と背景を十分に理解してもらう,
そして,男女共同参画社会の実現という現代の課題に向けて,
「私たちの世界」を創る一員としての受講生自身が
ジェンダーに ついて考えるきっかけとしたい。
到達目標は、ジェンダーの概念を 理解し,
男性女性というカテゴリーが持つ社会的歴史的背景,
そして自分自身のアイデンティティを客観視すること。

http://www.hucc.hokudai.ac.jp/~p16571/curriculums/c5.html

高校・大学と学校での講師が続いた。
高校は「国際理解の中のジェンダーの項目」として、
大学は「ジェンダー及び福祉講座」としてだった。
 性的少数者は「異端」と見られがちだから、
高校・大学の授業・講座でとりあげられることは少ない。
性同一性障害は、“障害”がついてるから
同性愛より(学校としては)扱いやすいのだろう。

性同一性障害の“障害”への反発は(当事者間に)根強い。
“病気”だからと受け入れやすくなったのも事実だが、
障害(性同一性障害の障害は疾患の意味に近いのだが)
という文字がつくことに反発する当事者は少なくない。
性的少数者」の枠にくくられることに反発する当事者もいる。