札幌学院大学コミュニティ・カレッジで

11月6日(水)
札幌学院大学社会連携センター主催
コミュニティ・カレッジ講座で講師をした。
http://www.sgu.ac.jp/rcc/index.htm
特別支援教育の視点から現代の社会を考える
   〜差別、子育て、学校・家庭教育、福祉〜
http://www.sgu.ac.jp/rcc/program/ippan-11.htm

受講生のみなさんは特別支援教育に関係する人で、
セクシャルマイノリティ当事者の話を聞くのが初めてだった。
わかりやすく話すようこころがけた。
性同一性障害は初めての人には難しい内容多いが、
発達障害と関連させての話は「理解しやすかった。」との声が、
アンケートでは多かった。

性同一性障害発達障害は別のもの。
ただ、日本は、
「理解しずらい人や事柄にレッテルを張りわかったつもりになる。」
風潮がある。

当事者の周囲の人は、
当事者にレッテルを張ることで、
理解したという安心感を得たがる。

でも「不本意なレッテルを貼り付けられた!」
と感じる当事者も少なくない。
不本意なレッテルを貼られた(と感じた)当事者は、
自分に合うレッテルを捜し求める。
性同一性障害はそのようなレッテルの一つになっている。

レッテルが合っている、合ってないの問題でない。
当事者にレッテル貼っても即席の分類しただけで、
理解した訳でない。むしろ本当の理解から遠ざかる。
当事者からしたら、たまったものでないだろう。
個々を分類し弧に追いやる風潮は変えていかないと。